設計者の技術を知る
お客様のご要望にしっかりと答え、設計意図を説明できる設計者であること
デザイナー次第で結果は大きく変わってしまいます!
エクステリア・外構とガーデン・庭の設計で大切なことは「価格」「デザイン」だけでなく住まれるお客様のライフスタイルに合わせた「住みやすさ」をプラスすることです。デザイナー(設計者)がここを理解していないと、良いエクステリア・外構は完成しません。
エクステリア&ガーデンデザイナーとしての「いろは」を学んでいるかで技術に大きな開きがあらわれます。お客様に寄り添い考えご要望に答えつつ、設計意図がしっかりとしているデザイナー(設計者)にご依頼下さい。
実際の図面をもとに、簡単な設計意図をご紹介します。
人の動きを考えて設計すること |
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エクステリア・外構とガーデン・庭のプランニングを始めるにあたって、「どのスペースを何にするか」という“ゾーニング”と呼ばれる作業が必要とされます。その際、そこで生活する 人の動きを考える必要があります。普段の生活での導線、災害時に敷地内が袋小路にならないことなどが大切です。
ちょっと知識をご紹介すると、例えば人が通る歩道の幅は最低60cmないといけません。また、両手に買い物袋を持って通る歩道は120cm以上が理想とされます。
これらは先駆者たちが築いた大切な「いろは」の一つです。この「いろは」身につけていることがプロのエクステリア&ガーデンデザイナーとして、とても大切なことと言えます。
車の出入りを考えて設計すること |
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駐車場は常日頃の車の出入庫を考慮しなけばいけません。現在小型車を使用していても、ご家族が増えたらワンボックスになるかもしれません。設計者として、 将来を考えた設計が大切になるところです。
特に駐車場の出入口は、進行方向に45度のラインでスペースを設ける必要があります。これを知らないと、車の出入りに大変苦労していまいます。土間コンクリート工事は、一度作ってしまうと解体する際に大きな負担となってしまいます。
通行人からの視線を考えて設計すること |
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完全に隠す必要はありませんが、やはり道路を通行する方と目が合ってしまうのは避けたいところ。そのために、エクステリア &ガーデンデザイナーならではの工夫があります。
構造物と樹木を上手に利用して、 圧迫感なく目隠しをすることが可能です。デザイナーの技術が試されるところです。
隣地との環境を考えて設計すること |
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住宅は、人と人とが共同で暮らしている場でもあります。こちらのご自宅は、隣地と窓が向かい合っていました。せっかく出入りが可能で明るい掃き出し窓も、隣同士が向かいあっていては住みにくくなってしまいます。
そこで、 隣地との住環境 を考えた設計が大切になります。今回はウッドデッキ正面に樹木を植込み、ナチュラルな印象で圧迫感のない目隠しとしています。
お家の間取りが隣地と係わってくる場合も多いので、ご相談の際は1階や2階の平面図が必ず必要です。逆に敷地配置図や平面図のみでご相談を受け入れる業者は、施工中に思わぬトラブルが発生してしまうことがあるでしょう。
エクステリアの商品は、毎年めまぐるしい速度で新商品が開発されています。より快適なエクステリア・外構とガーデン・庭の空間をご提供できるように、常に最新の情報を得ていることがエクステリア&ガーデンデザイナーに必要といえます。